Web2.0EXPO雑感 その2 モバイル+位置情報は超クール

iPod touchにはマップアプリケーションがついています(最新版には)。
これ、中身はGoogle Mapsなんですが、「現在位置を表示する」機能がついてます。
でも残念ながら日本ではちっとも機能しません(いちおう東京とかなら動くはずなんですが、渋谷駅で試しても無理でした)。
サンフランシスコで、着替えを洗濯するためにコインランドリーに行ったら、無料無線LANが使えました。何気なくマップ開いて現在位置ボタンを押してみたら、なんとばっちりコインランドリーの場所が表示されました。これはちょっと感動的です。
iPod touchにはGPS機能はないし、携帯電話機能もないので基地局の位置を元に三角測量やら三点からの距離で位置を求めるとかも無理なんです。
じゃあどうやっているかというと、おそらくWiFiアクセスポイントの位置をデータベース化して、既知のWiFiアクセスポイントの位置から現在位置を計算しているのだと思います(こういう動作原理で位置を求めるPlaceEngineというサービスが日本にも存在しますが、残念ながら現状のマップアプリケーションはここのデータベースを使ってるわけではないようです)。

まあこんなのは、GPS携帯とかならできる話なんですけど、いかんせん僕の携帯にはGPS機能なぞついてないし、どのくらいの数の携帯端末にGPSが内蔵されてるか分からないのでスルーしてたわけですが、(GPSほどの精度はないにせよ)iPod touchでできるとなると俄然wktkしてくるわけです。

例えばiPhone SDKがリリースされたら、iPhone/iPod touch上で動く、こんなのつくれるよね!

とかそういうwktkをアメリカンギークも感じたのかそうでないのか、モバイル+位置情報に関するテクニカルセッションが結構ありました。(多分に個人的な興味として)この手の話は今後要チェックだと思います。

余談ですが、iPod touch(iPhone)ってアメリカで使う分にはいいけど、日本人へのおもてなしがなってないよなあと思うわけです。YouTubeビューアは英語版のポータルを開くようになってるから検索しない限り日本語動画見れないし(日本語動画を見たい人にとっては検索以外のタブがすべて死んでいる。その上フラッシュプレイヤーは現状ないのでブラウザからはYouTube見れない)し、天気アプリはデフォルトではクパチーノとかいう場所(どこそれ?)だし、マップアプリは現在位置機能使えないし。まあ全部ソフトウェア的に解決できる話なんですが、アップデートは有料だしねえ。いくら信者向けビジネスっていったってもうちょっと何とかならないんですかね。と、アメリカで使ったときの便利さを思ってしみじみ思いました。Web2.0EXPO全然関係ねえな。