日曜日よりの使者

不思議な少年 7 (7) (モーニングKC)

不思議な少年 7 (7) (モーニングKC)
価格 : ¥760 (税込)
メーカー : 講談社
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不思議な少年7巻

印章に残ったのは「会社員I」。
このストーリーに関して、ネタバレをせずに感想を述べるのはとても難しい。少年はそもそも常にメタ物語な存在であるのだけど、さらにメタ物語なお話を描くのはなかなかに滑稽でもある。
物語が波乱万丈であろうと平凡であろうと、あるいはその中で演じる役割が波乱万丈であろうと平凡であろうと憎まれる役回りであろうとみなに好かれる役回りであろうと、自分の役回りをしかと演じて、そしてあとは猫の一匹もいればそれはそれで人生は幸せなものではないのかな。

このまま どこか遠く 連れてってくれないか
君は 君こそは 日曜日よりの使者

たとえば 世界中が どしゃ降りの雨だろうと
ゲラゲラ 笑える 日曜日よりの使者

きのうの 夜に飲んだ グラスに飛び込んで
浮輪を浮かべた 日曜日よりの使者

適当な嘘をついて その場を切り抜けて
誰一人 傷つけない 日曜日よりの使者

流れ星が たどり着いたのは
悲しみが沈む 西の空
そして東から昇ってくるものを
迎えに行くんだろ 日曜日よりの使者

たとえばこの街が 僕を欲しがっても
今すぐ出かけよう 日曜日よりの使者