ハウルの動く城解題

正直、ワカランカッタことがいっぱいあったのだが、2chでの解題議論などでなるほど!と思う事がいろいろあったり。
もう一度見たいな。DVDが出たら買おう。それか明日天気が良かったらまた見に行くか...

ネタバレの嫌な人は続きを見ない事。

以下、2chでもっともだと思ったレスの抜粋

211:名無シネマ@上映中:04/11/20 23:10:02 id:Ick2/8N5
>>198
見方によるんじゃない?

『結局、「恋するって、恋して自分が変わるって素晴らしい!」って恋愛賛歌かな』って
ストレートに思うなら、これ以上なく単純。
主人公のおばあさんがその都度姿を変えるほど判りやすい。

『いやちょと待って、恋愛は良いけどさ、いつ惚れたわけ? あの台詞の意味は? この戦争のオチは?』
と、周りの堀まで埋めようと考えると、
複雑というか、起承転結をばらばらに分けてから
パッチワークみたいに組み合わせてるような構成だから、ちょっと判りにくいかも。

と、俺は思った。難しくないと思うよ。

なるほど。そうかも。
ハヤオ御大はやっぱりロリコンで、ティーンエイジャーまでの少女に対して最もストレートに物語を提供している、ということか?
で、大きいお友達も見に来るだろうから、そういう人には色々ひねって、最小限の説明しかしない、と。
意地悪だねw

420:名無シネマ@上映中:04/11/21 00:13:35 id:KvoifNoa
>>405
戦争の真っ只中でガンガン戦いながら進んでいく人たちの話を「戦争モノ」というなら、
戦争モノじゃない。
戦争から逃げてく人たちの話、みたいな。

ナウシカじゃなくて、ナウシカに木の実を渡した少女、
パズーじゃなくて、親方の奥さんと、後半の縛られたドーラ。
そんな感じ。
奥さんは、シータを守る、なんて男らしい事いうようになったパズーに、
ドーラは、わがままだけだと思ったガキが、ラピュタについて立派になったと、
それぞれ感動してたけど、実際どう戦ったかなんて見てないし。
傷ついたり、成長したりしたけれど、無事に帰ってきた姿をみた、みたいな。

わけわかんね。御免。

これも確かにそう思う。
今回、舞台として戦争があるのだけれど、戦場も戦闘もほとんど描かれない。
空襲の場面はあるが、それにより人が傷つく描写はない。
ソフィーに戦う力はもちろんなく、ナウシカやパズー、コナン、アシタカのような超人でもないので、戦闘はしない。
ハウルは能力的には超人達に近いけど(あるいはそれ以上)、臆病なのにソフィー(と家族になった人達)を守るために戦って、元の姿に戻れなくなるくらいボロボロになって帰ってくる。が、戦う姿はあんまり描写されない。
つまり、そこは重要ではないのだ。
恋人が実際戦っている姿を見る事なんて、ない。
それは、文字通り戦闘とらえてもよいし、あるいは仕事や、何かそういったものと置き換えてもそうだ。
でも、いつもボロボロになって帰って来るハウルを助けたい、守りたい、と。

なるほどなるほど。いい話かも。確かに、一見分からないけど。

一見分からないといえば、ソフィーのお母さんが継母っていうのもわからなかった。それどころか、冒頭に出て来た人物と中盤に出て来た人物が同一人物だと思わなかった。
これ、冒頭で「おかあさん」とでも呼んでくれればまだ分かるのに...
これが分かると、レティーと全然似てないことや、継母や継母の連れ子達と若干微妙な人間関係であったソフィーがメインキャラ達と家族を形成していくのだという側面もよりハッキリするので、気づけなかったのが惜しい。


むうー。やっぱりもう一度見たいな。