ハウルの動く城

博愛主義者にしてロリコン、平和主義者にして軍ヲタという難しい人生を歩む一流監督宮崎駿の最新作、ハウルの動く城を見に行った。


どうせすいてるだろうと思い、家の近くのワーナーマイカルシネマ市川妙典に行ったのだが、案の定これだけのビッグタイトルでしかも上映開始日にも関わらず1/3ほどしか席がうまっていない。快適に見れたのでこちらはありがたいが、本当に商売になってるんだろうか?
潰れるといやなので宣伝しておく。
【※未承諾広告※】東京メトロ東西線妙典駅徒歩1分、ワーナーマイカルシネマ市川妙典はすいてて最高です!


モテモテ王国じゃないほうのキムタクがハウル役。なかなか恰好良かった。
ストーリーはよくわからなかったが映像と音楽が綺麗だった。ていうか、もののけ姫以来ハヤオ映画はストーリーが良く分からない。

ところで、恐ろしいことに本作品には少女が出て来ない。
主要な女性キャラは、魔法使いの老女2人と呪いで老人にされた主人公ソフィーの3人。全員老人である。ついにハヤオ監督はロリコンやめたんだろうか?
まあ僕としてはハヤオ作品の本質は飛行機だと思っているので、少女はどうでもよいのだが。


そう。そして宮崎駿といえば飛行機。もののけ姫千と千尋では世界観的に出せなかったであろう小型飛行物体が出て来る。話的には出なくても全然問題なさそうな感じだが、やはりハヤオ監督的にこれは外せなかったのだろう。
また、戦争シーンはものすごいおどろおどろしく描いているものの、やはり飛行機は気合いの入れ方が違う。ナウシカのバカガラスを思わせる重爆撃機の爆撃シーンは圧巻。


ストーリーは本当に良く分からず、どこが面白いのか全然説明できないが、なんか微妙に面白かった。読後感(?)はさわやかで悪くない。
夢のある話ではあるので、子供が見たら喜ぶかもしれぬ。
ハヤオ監督的にも、評論したがりの大きいお友達は見なくてもよいということか。