教えてもいいがお前の態度が気にいらない

はてなが住所を登録してくれとメールをよこしてきた。
僕の個人情報などに大した価値はないが、できればネット上に開示する情報は必要最小限にしたいと思っている。

一方、日記書くのに住所を晒さなければならない必然性がどうにも分からない。

http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20041102

はてなの社長の説明も見たが、何を言わんとしているのか理解できない。

しかし、肝心の情報発信者の登録情報が仮名と思われる内容であったりした場合、そのユーザー様が実際にどなたかなのかが分からず、はてなとしては十分に情報発信者の権利を守ることができない場合があります。

「情報発信者の権利を守る」だって?
こういう、日記を書く人とそれを読んだ人の間にモメ事が起きた時に、はてなが日記を書く人の権利を守るためのアクションをとってくれるというのか?そしてそのためには住所を収集する必要がある?
プロバイダ法的には、適切な捜査令状を受けてアクセスログ(IPベースのもの)を開示すればはてな的には免責なんじゃないかと思うのだが。
「権利を守るために」わざわざ個人情報を集めるということは、免責に必要な義務以上の何らかの便宜を図ってくれると?社員数7名の会社がか?
ありえない。

経営者にとって、正直は美徳ではない。言えないことも多かろう。それ自体を責めるつもりはない。
しかし、ここまで筋の通らない主張をするということは、何らかの意図があるはずだ。例えば隠蔽。何か言いたくても言えないことがあるがために、妙な説明になっていると考えるのが自然だ。
嘘をつく事自体は責めないが、その嘘に乗ってあげるかどうかはまったくの別問題だ。


と思って色々調べてみたら、一因とも思える出来事が分かって来た。
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/topic/topics2004a.html#0223

うーん。本当にはてなは「情報発信者の権利を守」ってくれるのか?

はてな営利企業なのだから、ユーザの紛争に一々関わりたくないというのは分かる。
しかしこの、悪徳商法マニアックスBeyond氏と株式会社ウェディングの騒動を見る限り、株式会社ウェディングというところは、警察や司法(やGoogle)を利用して耳障りなことを言うものを無理矢理黙らせようという意図が見える。(被害に対する救済を求めているというよりは、単に敵対者を封殺するために公権力を利用しているように見える)
この手の輩に個人情報を渡し、利用規約を後づけで変更して済ます企業が、「情報発信者の権利」を守ってくれるとは考えられない。


僕はドメイン持ってるから、住所なんてWhoisで全世界に晒してる。でも教えてやってもよいがお前の態度が気にいらない。

キーワードリンクや、おとなり日記など、はてなのサービス自体は非常に満足して使わせていただいてきたが、あなた達に個人情報を預ける気にはなれない。

好運にも僕には、はてなを使わないという選択肢があるので、他のブログに引っ越させていただくことにする。

この話題に関しては、ここが非常にまとまっていて参考になった。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041103