大東京トイボックス3巻
なんつーか、ゲームは作ったことも作ろうとしたこともないけど、目新しいフレームワークを使えてイィヤッハー！と思う若造の気持ちとか分かる気がして非常にアレな一冊。
いやでも、モーニングはこの連載切らない方がよかったんじゃね？正直とても面白い。今モーニングで連載してるのの、いくつかよりは確実に面白い。と、思えるのはこの漫画を描いてる作者にせよ、登場人物のゲームクリエイターにせよ、本気で漫画やゲームを作ってるからであろう。
そして一部、若手プログラマー？がなんか先走っちゃう気持ちも分からなくもないのが痛い。ネタバレを避けて言うなら、「RoR使えば超生産性あがるし、結果出せばいいんでしょ？」みたいな。そんでモノを作っていくと、あれココ厳しい、これどうやってやんの？とかね。でも僕はプログラマーとして個人的にはゲームプログラマーをすごく尊敬してる所があって、ゲームプログラマーというのは、ものすごく親切にプログラムを作るわけですよ。東京トイボックス1巻に「不親切なゲーム」として出てくるドルアーガの塔とかでもそうなんだけど。アレだってとりあえず操作に迷うところはない。（宝の出し方もノーヒントでの進め方も恐ろしくアレだけど）
最近というほど最近でもない最近のゲームでこういう不親切なゲームというとヴァルキリープロファイルとか。このゲームはゲーム内の素直な指示に従うとひどい終末に向かうというひどいゲームで、それに歯向かいまくわないと真の終末に向かわない。
まあなんつーか、僕のようなWebプログラマーみたいなのは、ゲームプログラマーよりは恵まれていて、大ヒットしなくても食っていける訳ですよ（ゲームプログラマというのは色々聞く限り大ヒットしないと食えない。Webプログラマは逆に小ヒット〜中ヒットでも食える）。そんでもある種、あのくらい魂のこもったプログラムを書いてそれをお客さんにとどけられればいいなぁとおもいながら。
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おすすめ度 ：レビュー
