冨樫先生が休載中に読んでいた漫画
今日はなんか朝からgerryでトイレから離れられない体になってしまったので有給とりました。
そんで暇なんで(VPNで家から仕事できるようにしときゃあよかった)、有給/休み/休載といえば冨樫、ってわけで、HUNTER×HUNTERの蟻編で漫画を元ネタにしていると思われる能力やキャラクターから冨樫先生が休載中に読んでいた漫画を推測してみようと思います。
読んだことがない作品があったら読んでみてはいかがでしょう。どれも面白い作品ばかりだと思います。
- 「窓を開くもの(スクリーム)」ノヴ
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→岩明均「七夕の国」
七夕の国は岩明均が代表作寄生獣連載終了後にスピリッツで連載していたSF短編(全4巻)。
「窓をひらく」というよりは「手がとどく」能力ですが、とはいえ能力の内容/名前からこれが元ネタで間違いないと思います。
- 「黒子夢想(テレプシコーラ)」ネフェルピトー
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黒子夢想自体の能力は不明ながら、これも多分間違いないでしょう。
- 「戦闘演武曲(バトルカンタービレ)」ボノレノフ
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「カンタービレ」は演奏記号の一種だから一般名詞だけど、まあ元ネタはのだめで間違いないでしょう。
- モントゥトゥユピー
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初登場時はそうでもなかったけど、戦い始めてからのユピーはどうみても後藤です。本当にあr
- メレオロン
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→井上雄彦(成合雄彦)「カメレオンジェイル」
メレオロンは、カメレオンぽい造形と、ゴンに自己紹介するときの「ジェイル、じゃねぇメレオロンだ」との台詞から、「カメレオンジェイル」のもじりと思われます。
「カメレオンジェイル」はスラムダンク、バガボンドなどで知らない人はいないであろうと思われる井上雄彦の連載デビュー作。当時は成合雄彦のペンネームで描いてました。面白かったと僕は思うけど、残念ながら2巻で打ち切り。
余談ですが「カメレオンジェイル」単行本には井上雄彦のデビュー作?と思われる「楓パープル」が収録されています(少なくともジャンプコミックス版には。後に出版された豪華版に収録されているかは持ってないので知りません)。これはホップステップ賞なるジャンプの漫画賞に入選して本誌に読みきりとして掲載された作品で、バスケット漫画です。流川楓、赤木、堀田など、スラムダンクのにも登場するメンバーと同じ名前のキャラクター(流川は顔も同じ。キャラクターは割りと違う)が複数登場しており、デビュー前からスラムダンクのような漫画を描きたかったのだなぁと分かります。荒削りではあるものの井上雄彦のバスケット愛が感じられる佳作です。
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