Geek脳の恐怖?


驕りや思い込みで8割の消費者が見えなくなっては確かにまずい。高みから技術を消費者に押し付けるなど技術者の自慰にすぎません。むしろ理想はRSSの認知度12%、使用率4%にも関わらず、27%もの人がそれと知らずにRSSを使っていたなんていう状態でしょう。消費者が受け取るものは技術や商品ではなく、ベネフィットと満足感であるべきです。
(自戒を含めて)結論には納得できるのですが、各論がものすごく引っかかります。


カトゆー家断絶の閲覧者がはてなブックマークのトップページの利用者よりも多い理由は、ハッキリしています。ソーシャルブックマークの利用者がなかなか増えない理由も明らかです。2005年4月時点で RSS の認知度が 20.9% にとどまり、RSS リーダの利用者が 9.5% に過ぎないことは、驚くに値しない。主に利用する検索エンジンが Yahoo 58.7% で Google 26.5% の2倍以上なのは当然です。(データ出典「インターネット白書2005」)
……と書かれると、mala さんは驚くのでしょう

僕はGeekでもなんでもない単なるサラリーマンプログラマですが、これらが自明であると言い切られると驚きます。


カトゆー家断絶vsはてなブックマークが「ハッキリしている」/「明らか」なのは何故ですか?
カトゆー家断絶のPVが分からないので、ReadMeのランキングで、11/30時点でトップの動ナビブログとはてなを比べてみると、はてなブックマーク(hatena.ne.jp中8%なので)おおよそ240に対して動ナビブログ100です。ReadMeのスコアでは、カトゆー家断絶は動ナビブログの1/3程度ですので、はてなブックマークカトゆー家断絶の10倍近いトラフィックがあるのではないですか?
個人サイトvs企業サイトですので、カトゆー家断絶はおそろしく健闘しているといえますが、それでもカトゆー家からの誘導が有意に多いという現象が観測されるのは、今回のGeekと非Geekの価値観の相違のような要因からでは説明がつかないと思うのですが。


Yahoo vs Googleの検索シェア争いについても、北米ではGoogleが勝っているのですが、2倍の差が当然といえるほど自明なYahoo! JAPANの勝因は何ですか?北米市場はGeekばかりで「一般人」ユーザが少ないのですか?