設計を流用したクローンプログラムを作ることはパクリではない

ただし元の設計なりアルゴリズムなりが特許等で保護されていない限りにおいて。

http://ch.kitaguni.tv/u/116/weblog/0000237260.html

JUGEMの設計構造をそのままパクったWeblogツール「sb」が、許可無くライセンス料とか取って商売してることについて、以前俺は「道義的にどうなのか」と書いて作者サイトにTrackback打っといたことがある。
(中略)
sb自体はJUGEMがサーバ重くて死にそうなときに多くのサイトを救出したし、創造性を削らない、「イイパクリ」として評価していた。
しかし、これは俺はよくないパクリに思える。JUGEMのpaperboy&co.の思惑は分からないが、開発費書けて設計したソフトウェアなわけです。その構造から全てそのままクローン的に作ったソフトを売って商売されたら、そりゃ普通ソフトウェア作家としては納得いかないと思います。


highbiscus氏は道義的にどうなのかと問うているのだが、では道義的に問題あるだろうか?僕には道義的にも問題があるとは思えない。プログラムに関して言えば設計は確かに重要であるのだが、これを実装しテストし公開することには結構な労力と創造性が必要となる。ここで必要となる労力はタダ乗りと呼べるレベルではない。
金を取るかどうかはここでは全く関係ないのだが、sbの作者であるid:simpleboxes氏だってそれなりの労力と時間をかけてsbを実装したのであるから、これから対価を得ることは全くもって正当であり、責められる筋あいはない。(ソースコードをコピペしたものをオリジナルと称して公開したというなら話は別だが、その場合は道義的な問題ではなく単純に違法だ。)
あとこれが道義的にまずいと言ってしまうのはかなり勇気がいる。なぜかというと設計のパクリなんてある意味言ったもん勝ちであり、そこを咎められるとそれこそ新規にソフトウェアを書けなくなってしまうから。(i.e.多分ネットスケープ開発者辺りのformタグの設計を考えた奴らが、formを使ったWebページは我々の設計のパクリなのでこれを用いた商用サービスはやめるか金払えと言ってきたらどうするか。)
それに我々はかなりこの手のクローンソフトウェアの恩恵を受けている。例えばLinuxFreeBSDなんてのはハッカー達が自分達が自由に遊べるおもちゃが欲しいという動機で作り上げたUNIXクローンなわけだが、これも道義的にまずいとせざるを得なくなってしまう。

502 Bad Gateway

highbiscus氏が使ってる北国tvLinuxFreeBSDという「タダ乗りOS」使ってるみたいですよ?道義的に問題はないですか?