補足?蛇足?

僕はオーケストラでは激しくおミソだった。
ロクに練習にもいかず、スコアもロクに読めないアフォだった。

オーケストラに入ってわかったことは、僕って音痴だということ。チューニングもできなかった。もちろん努力が全然足りなかったんだけど。

先輩のフルートは綺麗だった。音が全然違った。あれは本当に歌っていた。僕と来たらフルートの声よりも、自分の吐息のほうがぶうぶううるさかった。
先輩にかしてもらった、どこかの有名フルート奏者のソロは本当にすごかった。見事だな小僧!しかしそのモビルスーツの性能だということを忘れるな!

あー、そういえば、指揮者って確かにあんな感じ。「ここは綺麗なところだから、もっと丁寧に。じゃあCから」とか言う言う。んで、ちゃんとパート全部聴いてるの。よく怒られた。ピッチあってないって(笑)


が、おミソな経験もいい経験だった。バカに優しくなれた。今でも十分バカには厳しいけど、昔はバカを人間だと思ってなかった。


よく行く渋谷の飲み屋(名無し)で、のだめを読みながらそんなことを思い出した。(渋谷広しと言えど、酒飲みながら一人で漫画読んでゲラゲラ笑ってる27才独身男性は俺くらいだろう)
昔を思い出して美化してるようでは、もうオッサンだな。でも超久しぶりに、クラシックでも買ってこようかな。