のだめカンタービレ

僕のことを中国人窃盗団(ピッキング係)呼ばわりする友達もいるくらいで、我ながらおよそ顔に似つかわしくないのだが、僕は学生の頃オーケストラやっていたのだ。しかもパートはフルート。自分でも面白いくらい似合わない。


カンタービレ(歌うように)」だそうだが僕は楽器では歌えないなぁ。

そんな僕でもお気楽に楽しめる「のだめカンタービレ」は、一言でいうと音大版「動物のお医者さん
世界的ピアノ奏者の息子で、ピアノ、ヴァイオリンも天才的だが指揮者を目指す千秋君。一見完璧超人(パーフェクト超人)ながら、なんだか過去のトラウマのため飛行機にも船にも乗れず、才能を生かして海外に羽ばたくこともできないらしい。
彼とおかしなことから仲良くなった主人公のだめ(野田恵)のラブコメ
---だと思うが、おそらくラブの方は漫画が終る頃まで進展しないだろう。でもコメディは一級品。電車で吹いた。恥ずかしいからなんとかしてくれ。でも読む。


コメディのどこが面白いか批評する力量は僕にはとてもない。あえて言うならば、とりあえず のだめが人ごととは思えない。(部屋の汚さが)
でも「カプリチオーソ(気ままに気まぐれに)」な空気が流れるような、心地よいさわやかな漫画。
ああ。楽器が弾けるって羨ましいな。あんな風に、楽しそうに弾いてみたい。

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))